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2014年9月29日月曜日

最後のiPhone4s使いを目指して








さきほど電車に乗っていたのですが、「おれ、人類最後の1人になるまでiPhone4Sを使い続ける!」と息巻いてる男子高校生がいました。

どんなことであっても世界一になるのは大変だと思うんです。それを一介の高校生が目指そうと言うのですから、いいぞ!がんばれ!と、応援してやりたくなりました。志のある若者はいいですよね。夢はでっかく世界一。

僕は「少なくとも10年はかかるだろうから、大事に使わないとね。と、心の中で応援していたのですが、すぐに、AppleがインドでiPhone4の生産を再開したというニュースが2014年2月ごろに流れていたのを思い出しました。

インドなどの途上国では、価格の安いAndroid端末に人気が集まっているため、iPhoneのシェアが奪われていたので、打開策として2世代前のiPhoneを生産、廉価で販売しようと考えたようなのです。

2月の時点では「iPhone4」が2世代古い端末でしたが、9月にiPhone6が発売されたいま、彼の使っているiPhone4sが2世代前のモノになってしまいました。

日本でも2014年3月にはソフトバンクがiPhone4sを再販をしていたようなので、インドなどの途上国ではもっと時間が経ってからでも生産・販売が行われるかも知れません。

件の高校生がいつの時点で4sを使いはじめたのかまでは不明ですが、ふつうに最新機種だったときに使い始めていたとすれば、インドなどの人とiPhone4s使用のチキンレースをするには、数年のハンデがあると言えます。

このハンデは大きいと思います。
レースの後半に進めば進むほど、じわじわとボディブローのように効いてくるはずです。

また、中古で売られていた端末を購入した人もいるので、そうしたマーケットで4sを入手した人とも戦っていかねばなりません。

「iPhone4sを使い続ける」というからには、文鎮として使ってもOKなのであればそれこそ数万年単位で原型を留めているでしょうから、「メインの携帯電話として通常の使用用途通り使い続けるぞ」という意味の発言だと思います。

マイクロソフトがWindowsXPのサポートを停止した際には、結構な騒ぎになりました。iPhoneなどのスマートフォン端末の場合、消費者の買い替えサイクルがPCより早いため、今はまだ4sでも最新のiOS 8.02をサポートしているとは言え、OSのアップデートはもうそろそろ出来なくなるでしょう。

古いOSを使い続けるのは、アプリが作動しなくなる可能性もありますし、セキュリティ面から考えてもあまり薦められないのでしょうが、夢のためには仕方がないことです。

次に問題となるのは、近い将来、端末そのものが寿命を迎えるだろうということです。現時点で4sを使い出してから約3年目であるとすれば、このまま指をくわえていたのでは、もう1.2年で完全にガタが来てもおかしくないはずです。

バッテリーは交換するば良いので大丈夫として、マザーボードなど、端末の基板となるような部位に不具合が出たら大変です。Appleが「これ以上は4sの修理サポートをしないよ」と言ってからでも部品などの交換ができるよう、今使っているものとは別に4sを大量に入手し、交換用の部品をなるべくたくさん用意しておくべきでしょう。

なかなか厳しい挑戦になるとは思いますが、挫折することなく頑張ってくれたらうれしいですね。




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